[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」

カテゴリー ダメダメ家庭の親のキャラクター
配信日 03年10月22日
タイトル 人にアドヴァイスしたがる

外から見てもスグわかるような典型的なダメダメ家庭もあります。しかし、外からは全く問題ない・・・どころか理想的な家庭に見えても、実際にはダメダメ家庭である、といった例も結構ありますね。

実際の例を取り上げて見ましょう。本当の例です。
「子育ての権威」と呼ばれる方がいます。首都圏にお住まいで、子育てに関する本を何冊も書いています。
その方は女性で、現在夫はお亡くなりになっています。息子さんがいらっしゃいますが、その息子さんは独立して、もう何年も電話1本寄こさないそうです。

「子育ての権威」が作り上げた、絵に描いたような立派な家庭
しかし、実際のところはダメダメ家庭なんですね。
だって、その家庭から巣立った子供が電話1本寄こさないわけですので・・・
いかに家庭を嫌っているか?簡単にわかりますよね?

このような場合、その「子育ての権威さん」はダメダメな子供を持った被害者とみなされ、周囲からは同情されます。また、電話1本寄こさない息子は周囲から「親不孝者」として糾弾されますよね?

しかし、実際はどうなんでしょうか?

そもそもそのお子さんが家庭にいたとき、どうしてそんなに「絵に描いたような見事」な家庭が築けたんでしょうか?
そんなことって実際にありえるの?

独立した後に、そのお子さんが電話1本寄こさないのをグチるのはいいとして、では、その子育ての権威さんは、今現在、その息子さんに電話でも、手紙でも出しているのでしょうか?

実は、「絵に描いたような立派な家庭」などというものは、単に幻想なんですね。
子供がどんなに困っていても、それを親の前に持ち込まず、自分ひとりで解決してきた・・・だから、親にとっては、何も問題のない理想的な家庭に見えるわけです。しかし、子供は「理想家庭の一員」を演じているだけなんですね。だからこそ、独立したその息子さんは、親と音信不通になってしまうわけです。

ちゃんと機能している家庭というものは、「問題のない家庭」ではなくて、「問題が何であるか?分かっている家庭」なんです。
その「子育ての権威さん」の著作で子育てを勉強された方も大勢いらっしゃるでしょうが、理想論は誰でも言えることなんですね。

子育てで価値があるのは、実際の自分の子供を幸せにすることであって、子育ての本を書くことではないでしょ?

ということで、「外面のいい」ダメダメ家庭の特色として、他人の家庭問題についてアドヴァイスしたがるということがあります。
意外に多くいらっしゃいますよ。
まあ、本を書いてまでアドヴァイスするには根性が要りますが・・・

「子供がこのような時には、こうすればいいのよ!」

と言った感じですね。よく言う人いますよね?

何故このようなアドヴァイスをするのでしょうか?

まずは勿論親切心です。
自分自身の家庭が完全無欠であると思っているので、「おすそ分け」と言ったところですね。

次には、他人の家庭問題に関与することによって、自分自身の家庭の問題を考えなくて済むわけです。一種の逃避ですね。

あとは、高度なグチです。
「私はこのように困ったので、あなたはこうしたらいい。」というスタイルで自分が困っていることを言ったりするわけですね。
いきなり自分が困っていることを言ったりすると、安っぽくなってしまう。それに対し「自分が困っていたが、このように解決した。」という形で困りごとを並べると、体裁がいいわけです。まあ、このようなグチの人もたまにはいますよね。
私が以前とり上げたバルザックの小説の「谷間のゆり」の女性アンリエットなどがこの典型ですが・・・

あとは、一種の序列確認です。
アドヴァイスすることで「私はあなたより、ものが分かっている。」という確認をさせることができる。「私はエライのよ!」と言ったところです。

まあ、高度なグチの場合はともかく、その他の場合は問題ですよね?
自分自身の家庭が完全無欠であるなんて思っていれば、これ以上の改善なんてできないわけ。それに、子供は完全無欠を演じないといけない・・・ストレスが溜まるわけです。

また他人の問題に首を突っ込むことによって、自分自身の問題から逃げている場合も、いいわけがありませんよね?

周囲に対する「私はエライのよ!」という暗黙の主張は後々効いてきます。
自分の方が上なんて常々主張していたら(勿論穏やかな形ですよ。親切にアドヴァイスするといった形のような・・・)自分自身が困っていても、周囲にアドヴァイスを求められないでしょ?

実はこの手のアドヴァイス大好き人間は、意外にいたりするものです。

大体のところ夫は大企業に勤めているか、公務員。
あるいは家柄がよかったりする。
あるいは自分自身は宗教活動やボランティア活動や学校の役員をやっている。
周囲からは、立派な父と、立派な母と、優等生の子供・・・本当に「絵に描いたような素晴らしい家庭」に見えるわけです。

勿論宗教活動等が悪いわけではありませんが、「自分自身の子供が今現在何を考えているのか?」考えていない人が多いんですね。常に神様の方を考えてしまって・・・
ボランティアも同じ危険があります。市民運動とか政治活動も・・・

まあ、夫もそれなりのキャリアで、妻もそれを自慢したりするんです。
前述の「子育ての権威さん」もそうだったそうです。
夫を自慢することが好きだったそうです。

夫の学歴などをよく自慢していたそうな・・・
しかし、結婚して10年以上の夫婦で、夫の学歴を人に語らなければならないのも異常でしょ?
普通だったら、夫婦での温泉旅行の話でもするんじゃないの?

では、夫にとってこの手の人は、楽しい妻なんでしょうか?
妻から自慢してもらって・・・
実は意外に、そうではないんですね。
実は、夫を自慢するこの手の妻は、夫と同居していないことも多いんです。
同居していない夫を自慢するんですね。

夫にとっては、何といっても、「完全無欠の家庭」を演じないといけないわけですので、疲れるわけです。だって自分自身も完全無欠の夫を演じないといけませんから・・・

子供も疲れて、夫も疲れる。しかし妻はその見せ掛けの完全無欠に満足して、周囲にアドヴァイスする。

私はそのような実例を沢山知っていますよ。

ただ、このようなアドヴァイス型のダメダメ家庭での夫は、頭がいい人が多いので、単身赴任という形で逃げてしまうわけです。

そして年に数回自宅に出勤?して、完全無欠の夫を演技する。

妻の方は、「単身赴任という会社の事情」で納得してしまっている。もう何年もそのような単身赴任が続いても、不思議に思わないんですね。

このような家庭では、子供もストレスから登校拒否になったりする例が多くあります。
だって、家庭内の演技に疲れ果ててしまうわけですので・・・
そんな局面になっても、夫は単身赴任を止めないんですね。
それでも妻は疑問を持ったりしない。

勿論、妻一人が悪いわけではありません。夫の方も結局逃げているわけです。本来は夫もちゃんと家庭に向き合って、解決策を一緒に考えないといけないはずでしょうに・・・
どうしてもダメなら、正式に離婚するとか・・・

今回このような内容にしたのは、先日の山口県での双子のお子さんを殺した母親がまさに典型だからですね。・・・状況だけ見るとですが・・・

あの母親が他人にアドヴァイスしていたかは別として、「私はアナタたちより上よ!」という発想があると、他人にアドヴァイスを求められないでしょ?

少年の一般的な反抗期なら、もう長男の時で体験しているでしょ?
2回目なんだから、もうわかっているはずですよね?
だからそれが本来の理由ではないわけです。

大体、理想家庭の子供を演じていたら、子供だって疲れますよ。
そりゃ人よりもっと「反抗」しますよ。

何故あんなことを・・・
などとテレビではコメントしているようですが、よくある話なんですね。

色々とアドヴァイスしてくれる「立派な人」・・・
他人に話をする前に、家族内でちゃんと話をしていれば問題なんでしょうが・・・

ただこのような「絵に描いたような立派な家庭」は、周囲に立派に見える分だけ、問題が潜在化してしまうんですね。子供だって、困ったことがある場合、親に言えないだけでなく、周囲にも相談できないんです。だって、周囲の反応は分かりきっていますもの。

「あんな立派な親なのに、アンタは一体何をやっているの!」
「親に相談すればいいじゃない!!」

こう言われることが分かりきっている分だけ、この手の家庭は「行くところまで行っちゃう」傾向があるんです。

多分、似たような事件は今後も起こって来るでしょうね・・・


(終了)
***************************************************

発信後記
前回のお題で不快に思われた方も多いでしょうが・・・
まあ、子供の前では言わない方がいい言葉ってありますよね?
トップページに戻る
総目次に戻る
ダメダメ家庭の親のキャラクター
事件系のチョイス