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カテゴリー ダメダメ家庭出身者のキャラクター
配信日 03年11月3日
タイトル 人に合わせすぎる

ダメダメ家庭出身者には、周囲を無視して暴走する人もいます。しかし、意外に多いのは「人に合わせすぎる」タイプですね。

とにかく面倒が起こらないように、「穏やかに・・・穏やかに・・・」と、人の意見に合わせるわけです。

人との会話において「そう、そう、私もそう思った。」
とかね・・・
人が言った感想を、オウム返しして「私と同じだぁ・・・」と言ったりする。

本当に同じ意見を持ったのなら、何の問題もありません。
しかし、往々にして、「とにかく人に合わせておけば大丈夫・・・」と言ったように、自分の実際の感想を表明することなく逃げているわけですね。

人に合わせているだけなので、当然一貫性がありません。
合わせる相手の人が変わると、言っていることも変わってしまうわけです。
このように、別の意見に賛同している「その人」を見た人は「あの人いい加減な人だな・・・信用できないな。」と判断されてしまうわけですね。

しかし、本人は「人をだまそう」として意見を変えているわけではないんです。
その場の状況が悪化しないように必死なんですね。

このような発想は、子供時代に「家族の状況が悪化しないように必死で配慮していた。」ことが続いているわけです。
両親の会話が問題なく進むように、子供の側からサポートしていたわけ。
ダメダメ家庭では当人の意見がぶつかり合うと、収集がつかなくなりますからね。

あるいは、両親の会話の矛先が自分に向いてしまうと、誰も助けてくれないわけです。ですから、議論が自分に向かないように、早めに予防する必要があるわけですね。

それに、ダメダメ家庭での会話?なので、どのみち内容があるものではありませんからね。
「つつがなく」時間が経過すれば、それでいいわけです。

子供時代のこのような気配りが、「人に合わせすぎる。」人間を生み出すわけです。

しかし、最初は「その感想は自分と同じ・・・」と言ってくれた人間に対し好意を持った人も、段々わかってくるわけ。
「この人・・・ただオレに合わせているだけジャン!」って・・・
それに相手に合わせているだけなので、本当の会話になりませんよね?
会話が弾むことを期待している人には、つまらない人になってしまうわけです。

しかし、「ただ合わせているだけ。」ということを分かってしまうような人間なら、まだ大したトラブルは起きません。
「サヨナラ〜」で、おしまいですからね。

むしろ問題は、それがわからないような人の場合。
「オレの意見と同じ人・・初めてだ!」などと感激されてしまったら、大変でしょ?

本人は、「問題が起こらないように、穏やかに・・・穏やかに・・・」と合わせているだけなのに、むしろ相手を燃え上がらしてしまって、問題が発生してしまいます。

本人は「人に合わせる」ということを無意識でやっているわけです。
子供時代からの習性ですから・・・
しかし、「人に合わせる。」人は、実は人の話を聞いていないんです。
ただ、オウム返しをしているだけで・・・
本人としては、ただ「この場が、穏やかに・・・穏やかに・・・」と願っているだけなんですね。

しかし、成人後は本来、自分自身の意見を持って、かつ人の話を聞く必要がありますね。
このような「人に合わせる人」は、逆にコミュニケーション能力が低いわけです。
勿論本人のせいではありません。子供時代にそのような配慮を強いたダメダメ家庭のせいであるわけです。

ただ、このようにコミュニケーション能力が低い人が、次に親になってしまうと、子供が同じ状況に陥ることになるわけです。


(終了)
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発行後記
先日購読者さんからのおたよりを頂戴いたしました。
その返事において、このメールマガジンの趣旨を簡単に書きましたが、この場で別の表現で趣旨を書いてみたいと思います。

ロシアの文豪トルストイは晩年の作品「復活」について周囲から色々と言われた時、
「この『復活』という作品をどう思おうといいんだよ!読んだ人が福音書(まあ、新約聖書ですね・・)を自分の目で読む気になってくれれば・・・」
と言ったそうです。

まあ、私のメールマガジンの趣旨はトルストイのようなもの。
私の文章が、子供や配偶者と会話する契機になってくれれば、それでいいと思っています。
文章に賛同するも、否定的な見解を持つのも、ある意味どうでもいいことなんです。
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