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カテゴリー ダメダメ家庭出身者の行動
配信日 03年11月21日
タイトル 絵に描いたようなすばらしい家庭を作る

ダメダメ家庭の出身者が結婚して家庭を持ったりすると、「絵に描いたようにダメダメ」な家庭の場合と、「絵に描いたようなすばらしい」家庭・・・このように極端になる例も多くあります。

「絵に描いたようなダメダメな家庭」は今更説明の必要もありませんね。

しかし、「絵に描いたようにすばらしい家庭」の場合も意外と問題があったりします。
何と言っても、ダメダメ家庭出身者はマトモな「手本」がない。前にも書きましたが、自分の親という「反面教師」を参考に家庭を作っていくことになるわけです。

その折に書きましたが、「反面教師」というものは、言葉は簡単でも実行が難しいものですよね?
だから実績ある反面教師など、聞いたことがありません。

しかし、ダメダメ家庭で育った人は、愛のない家庭での生活を熟知しているわけですので、「あんな家庭はいやだ!すばらしい家庭」を作りたい!!と熱望することになります。

そのこと自体はすばらしいこと。
しかし、そんなこと本当にできるのかな?

「愛のない親」だった自分の親に「このすばらしい私の家庭を見てよ!」「家族全員が楽しい日々だわ!」「アンタがやらなかったことを私が実現させたわ!」と、どうしても主張したいわけです。
一種の意趣返しですね。

勿論気持ちはわかりますよ。
しかし、そんなに緊張して、気合が入った毎日が持続できるの?
本来家庭というのは、そんな緊張から遠いところのはずですよね?

毎日の生活を持続させるには、「手抜き」の技術も必要なんですね?
特に精神的な面での手抜き・・・リラックスする方法。

ところが「自分の親には負けるもんか!」と常に緊張しているために、「手抜き」ができないわけです。自分の親がやっていた「手抜き」を真似たりすると、それこそ「自分が育ったダメダメ家庭」そのものになってしまう・・・「程よい手抜き」ができないわけですね。
親がそれだけ緊張していたら、「育てられる立場」の子供だって緊張しますよ。

しかし、「ダメダメ家庭で育った人間」が本当に「すばらしい家庭」つくりに献身する人もいるわけです。
そして、その献身が認められて周囲の人から「アナタの家庭は、本当にすばらしいわねぇ・・」と誉めてもらったりするんですね。

ダメダメ家庭で育って、家庭については常に引け目を感じていた人間が、自分が作り上げた家庭で誉められた!・・・もうこうなると有頂天になってしまうわけです。
となると、ますます「手抜き」ができなくなる。

そして「絵に描いたような理想的な家庭」実現に突き進むことになる。
そして周囲からますます誉められる。
誉められることは勿論、結構なこと。

しかし、家庭というのは周囲の評価以前に、実際の家族の評価が問題であるわけです。
「絵に描いたようなすばらしい家庭」「周囲からほめられる理想的な家庭」・・・勿論いいことなんですが、段々実際の家族が置き去りにされてしまうんですね。

前にも書きましたが、周囲から「理想的な家庭とみなしてもらう」ためには家族はそれなりに演技が要求されることになる。
子供だって「親の周囲の評価を下げないよう。」に緊張しながら家庭にいることになる。
配偶者だって緊張しますよね?

しかし、「周囲から誉められる」「自分の親に勝つ」という喜びに取り付かれてしまうと、修正が利かなくなってしまうんですね。もはや自分が見る対象が目の前の家族ではなくなって、周囲の人々や過去の自分の親になってしまう。

しかし「いかに上手に負けるか・・・」「いかに上手に手を抜くか・・・」「問題点を早く明らかにすること・・・」・・・長続きさせるためには、そんなことも重要なんですね。

ダメダメ家庭が作り上げた「絵に描いたようなすばらしい家庭」
それは絵のように脆いものなんですね。


(終了)
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発行後記

この「ダメダメ家庭の目次録」というメールマガジンは上記のように「まぐまぐ」「Macky!」「メルマガ天国」という3つのマガジンから発行しています。
このうち、「メルマガ天国」では読者の評価というものもあります。
「よかった」or「よくなかった」どっち?というわけですね。

このメールマガジンでは毎回、「このような行動や発言がダメダメ家庭につながっていきますよ。」といった形で書いていますので、その行動を「やられた」被害者?の方は、文章に共感されて「よかった」となるんでしょうし、「自分自身がやっている」加害者?の方は、不快に思われて「よくなかった」となるんでしょう。

私個人はどのように思われてもいいのですが・・・
ちょっと前にトルストイの言葉を書きましたが、「この文章を読んでどう思うのか?」が重要ではなくて、「実際に家族で会話する。」ことが重要だと考えています。

極端な話「太陽は地球の周りを回っている。」という間違った内容でも、その文章をネタに家族が楽しく会話できれば、「いいこと」なんですね。

家族の問題は、非常に個人的な問題ですので、客観的な真実などあまり意味がないわけです。
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