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ダメダメ家庭における女の子
逆上メールをもらったもの
カテゴリー ダメダメ家庭における女の子
配信日 04年3月17日
タイトル 結婚するまで処女でいなさい

今時・・・そんなオールドスタイルな?!と思われる方も多いでしょうが、自分の娘に対して「結婚するまで処女でいなさい!」と教え諭す親(特に母親)は、まだ存在するようです。
まあ、ある種のダメダメ家庭では意外とポピュラーな物言いです。

先日も、ある人生相談で「23歳の自分の娘が結婚前に性体験があった。夫にも相談できない。一体どうしていいのかわからない・・・困った、困った。」と相談を寄せていた女性がいらっしゃいました。
ちょっとびっくりですね?

勿論、ティーンエイジャーの頃から援助交際でもした方がいい・・・と申しているわけではありません。
しかし、「結婚までは処女を守る。」という発想は「援助交際」と同じような発想と言えますよね?結局身体だけが重要という発想なのですから。

「お箸と女房は新品がいい。」くらいの考えなのでしょうね?だから「結婚するまでは新品でいなさい!」というわけですね。

別に処女でいたからと言って、確実に幸福になれるものではありませんし、いい相手を見つけることができるというものでもありませんよね?むしろ相手のことが分からないまま結婚するわけですからリスクが大きいとも言えます。

しかし、この言葉の本当の効果は別のところにあるわけ。

「結婚するまで処女でいなさい!」という「教え」は、それを破った場合・・・結婚前に性体験を持った場合に、「親はサポートしない。」旨の発言となるわけです。「だからあの時、処女を守らないといけないと言ったではないか!このふしだらな娘め!」「私はもう知らないぞ!私はちゃんと処女を守らないといけない!と言ってあったのだからな!」と、知らぬ存ぜぬを決め込むことになるわけですね。

娘が将来どのようなピンチに陥っても、その理由はすべて「結婚前に処女を失った娘にある。」「親の義務は果たした。だから娘をサポートする必要はない。」というわけですね。便利な免罪符として利用されてしまうわけです。

自分の娘に対して潜在的な「罪の意識」を植え付けることは、今後の家族間の交渉においての有効なアドヴァンテージとなるわけです。
家庭内で、毎日のように「ふしだら!」「尻軽女!」「っんもうっ!キズモノにされて!」など罵詈雑言を浴びていたら、さすがの娘も辛いでしょう?

まあ、ダメダメ家庭は自分の子供に対して様々な条件を付けます。
「成績がよくないとダメ!」「かわいくないとダメ!」「処女でないとダメ!」・・・
中々無条件で子供を認めることはしないんですね。
だからその条件が満たされなくなったら、「悪いのはみんな子供の方」となるわけです。

家庭内暴力(ドメスティック・ヴァイオレンス)の被害者の女性は往々にして実家には助けを求めようとはいたしません。その理由として「実家に迷惑をかけたくないから。」と周囲には言いますが、まあ、以前から敷居が高い状況だったわけですね。こんな風に罵倒されていたら、とても助けを求めることなんてできないでしょ?

「お父さん!お母さん!亭主に殴られて困っている!!」と助けを求めても、「だから、処女を守れといってあったのに・・・挙句の果てにあんな男と結婚するからこのようになるんだ!」と逆に説教されるだけですよね?

またこの「結婚するまで処女でいなさい!」という言葉が別の効果を持つこともあります。「処女を守って結婚したはずの母親が普段から不平タラタラ。」という場合です。
普段から夫や結婚生活への不満を口にしているのに、「私と同じように処女で結婚しなさい!」と言われても困りますよね?

自分の成功体験を伝達するならいざ知らず、失敗している同じやり方を要求されても・・・

「処女を守って結婚したら、お父さんのような男性に出会えて、こんなにすばらしい結婚生活ができた!」と日頃から思っていて、子供の前でも仲のいい夫婦だったら、「結婚するまでガマンしなさい!」というアドヴァイスも意味があるでしょうし、子供もそのような話が出たとき、「お母さん、今はそんな時代じゃないのよ!」と笑って会話することもできますよね?

しかし、「あ〜あ、結婚相手間違っちゃった。もう私の人生いいことなしだわ!」と、日頃から子供の前で言っている母親だったら、そのような結婚に関するアドヴァイスを聞かされても、一体どうすればいいの?
母親と同じように失敗すれば満足なの?
なんとも言い様がないでしょ?

まあ、ダメダメ家庭の親は「普通」に拘る。それが「普通」だと思っていれば、子供の意向など全く無視しても貫徹する。
自分の状況とか、子供の状況なんて、「普通」の前にはチリのようなものなんですね。

しかし、ある種のダメダメな人はこのような「純潔?」問題にこだわったりします。
現在付き合っている35歳の女性と40歳の男性。女性が「私は処女よ!」と男性にウソをつき、男性は「オレの彼女は純潔だ!」と大喜び。笑える話ですが、実際の話です。まあ、両方ともダメダメ家庭の出身ですが・・・

本人たちが本人によるコミュニケーションで、お互いを認めていくといった感じにはいかないんですね。相手に対して妙に条件が多い。それがダメダメ家庭の特色のひとつですね。


(終了)
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発信後記

このメールマガジンでは「ダメダメ家庭」の具体的な行動や発言を個別に考えていくスタイルです。
別にどこかの家庭を「ダメダメ家庭だ!」と断罪することを意図していません。
「完璧なマトモ家庭」などこの世に存在しませんし、「完璧なダメダメ家庭」も存在しませんよね?

人間ができることは、それぞれの家庭の問題を一つ一つ確実に認識し、一つ一つ解決していくことくらいでしょ?

そのような「できることから始める。」「できることを確実にやる。」ことを放棄するから、やっぱりダメダメ家庭のダメダメスパイラルが進行することになっちゃうんですね。
あるいは「問題そのものを認識しようとしない。」場合もありますが・・・