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ダメダメ家庭の雰囲気
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カテゴリー ダメダメ家庭の雰囲気
配信日 05年6月17日
タイトル 穏やかな疎遠

ダメダメ家庭の夫婦は、「お互い顔を見るのもイヤ!」という修羅場状態に陥っている・・・そんなケースも勿論あります。
しかし、そんな修羅場ではない、もっと穏やかな疎遠状態のケースもあるわけ。

この状態の実例については、03年というかなり昔に配信した『人にアドヴァイスしたがる』という文章で書きましたが長期の単身赴任のケースなどです。今回の文章はその回の補足と言えます。
「どうも妻が苦手だなぁ・・・」などと思っている夫は、会社内で上手に調整して単身赴任になるようにしてしまうわけ。
そうして、年に数回苦手な妻の元に出勤するわけです。

なぜ妻が苦手なのか?
往々にしてその手の妻は「正論大好き人間」なんですね。別の言い方をすると「べき論大好き人間」。夫としても、妻の気に入る正論を常に言わないといけない。本音を言うとべき論で説教されてしまう。だから本音の会話がないわけ。これでは楽しくないし疲れてしまうでしょ?

ということで、夫は妻とは会話をしなくなります。しかし、正論大好き人間はそれが気に入らない。「夫婦は楽しく会話すべきだ!」という正論を持ち出し、夫に対して「楽しい会話」を要求するわけ。しかし、「楽しい会話をしなさい!」と命令されても対応できるわけもないでしょ?

さすがにこうなると、夫も逃げ出すわけ。まあ、「会社の都合で単身赴任となった・・・」とか言ったりするわけです。と言っても、実際には会社内で自分が単身赴任になるように工作したりしているわけ。

日ごろから本音の会話をしていない妻は、その単身赴任の話で簡単に納得してしまう。まあ、現実的に望まざる単身赴任だって多くあるでしょう。しかし、それが3年以上続いているようなケースは、このような「妻が苦手」な夫の自主的な工作の成果であることが多かったりするもの。

子供の都合で、夫の赴任に付き合えない・・・などと言っている人が、「子供が登校拒否で困っているの!」などと言ったりするものです。じゃあ、子供の都合って一体何?と思ってしまいますよね?
現実にこのような例をご存知の方もいらっしゃるでしょう?

夫は、そうやって家庭から逃げ出して「ラッキー!」なんでしょうが、正論大好き人間の正論が次にはどこに向かうことになるのか?自明のことですよね?

母親の正論に合わせないといけない子供は、家庭内で疲れてしまうわけ。ということで、登校拒否になったりする。
往々にしてこの手の「正論大好き」人間は、実家とは仲がよかったりするものです。
自分の娘をそのような正論大好き人間に育てた親も、同じような「正論大好き」人間。
それなりにウマが合うわけでしょう。お互いが「べき論」で楽しい会話ってとこでしょうね。

正論をちゃんと言えることは勿論いいこと。
夫となった男性も、その正論を聞いて「あの女性はしっかりしている!」と思って結婚したんでしょうね。しかし、「自分で色々と考えて正論を言える。」のではなく「教えられた正論をオウム返しに言っているだけ。」ということが、一緒にいると段々分かってくるわけ。

つまりその手の立派な正論は、会話の不全の証明みたいなものなんですね。
しかし、正論は正論。権威があるもの。表立って反論はできません。
逃げ出すことができる夫はともかく、逃げ出すことができない子供は、その正論に追い詰められて行くところまで行ってしまうわけ。
登校拒否の子供の母親って、案外こんなタイプが多かったりするものです。

この手の母親は、自分の子供相手に正論をぶつだけではあきたらず、もっと社会全体に正論をぶとうとするわけ。それこそ学校のPTAの役員になったり、ボランティア活動に入れ込んだり。
しかし、夫との会話も不全の人間が、ボランティアもヘチマもないでしょ?

例えば、妙に道徳的な正論ってありますよね?
アダルト系の本とかヴィデオを槍玉にあげたり・・・

その手のアダルト系のものが誉められたものではないことは言うまでもありませんし、自分の子供に喜んで見せたいというものでもないでしょう。
だからといって、その手のアダルト系のものを、自分の亭主は若い頃見てこなかったの?

「オレはエロ本など生まれてこの方見たことがない!」なんて、そんな男性っているのかな?
大体の男性は「オレも、まあ、一応男だし・・・まあ、若い頃は色々と見たさ。」くらいに苦笑いしながら回答するものでしょ?かと言って、その亭主が、現在は性犯罪を繰り返しているの?ちょっとでも本音の会話があれば、わかることでしょ?

それこそ「そんなアダルト系のものは一回も見たことがない。」なんて人は、若い頃の友人関係はどうなっていたの?そっちの方が不気味でしょ?

そんな理屈を私レヴェルなら簡単に言うことはできます。しかし、そこまで頭が回る人ばかりではないわけ。結局正論が支配する家庭になってしまう。表立っての反論がない分、その家庭は、「平和」と言えるわけ。怒号が飛び交っているわけではありませんからね。
しかし、結局は会話がないわけです。北朝鮮みたいなものなんですね。

何も単身赴任という例ばかりではなくても、修羅場になっていないまでも、フランクな会話が不全の家庭ってあるでしょ?
そんな家庭は、表面的には平穏で「普通」である分、本人にもそれがダメダメ家庭であることは自覚しにくいわけ。

そうして問題が表面化したら、その手の女性のすることは犯人探し。「悪いのは全部○○のせいだ!」と、言い出したりする。本人はそれで納得できるでしょうが、それで家庭が改善されることなんてありませんよね?

やたら「べき論」をぶつ人って実際にいるでしょ?まあ、知人のような同格の間柄で「べき論」をぶたれても大したことではありません。そんな人とは話をしなくなりますからね。
しかし、べき論が支配する家庭にいる子供は不幸ですよね?

楽しい会話が「いいこと」であることは言うまでもないことですが、「さあ!これから楽しい会話をしなさい!」と命令することって、珍妙でしょ?
ダメダメ家庭では、その手の珍妙なことが横行していたりするんですね。それが珍妙なことと全然わからない親は、逆に気楽。だから、その「ひずみ」が子供に集約してしまうわけです。


(終了)
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発信後記

昨日、カンボジアで事件がありましたね。
私などは東南アジアと、つい「ひとくくり」にしていまいますが、多分それぞれの国が、かなり違うんでしょうね。
カンボジアで以前に「タイに対する暴動」がありました。タイの芸能人が余計なことを言ったとかで・・・
ちょうど中国や韓国の反日暴動のようなものなんでしょう。

私の知人で、タイが好きで毎年タイに行っている人がいますが、カンボジアが好きという人は聞いたことがない。
今回の事件は政治的なものではないのでしょうが、子供を巻き込むのは、犯罪者にしてもレヴェルが低い。そもそもカンボジアは王様にしても日和見の典型だし。

上手く行っていない国の人々に対して、「お気の毒!」と援助の手を差し伸べることは、勿論結構なことなんでしょうが、ダメなのはダメなりの理由があるものです。まずはそれを自覚させるのが先決のような気がいたします。ヘタに援助の手を差し伸べると、当人たちの被害者意識が正当化されてしまう。
被害は被害で実際にあったのでしょうが、被害の確認だけでは物事は改善しませんよね?
援助を受けて、短時間に改善された国もありますが、ある程度長引くと、援助を受けることに当たり前になってしまう。こうなると、その状態で安住してしまう。

もともと上手く行っていた国がたまたま失敗した場合はともかく、もともとダメだった国は、援助しても援助する側の自己満足で終わっちゃうんでしょうね。