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ダメダメ家庭が子供に与えない発想,精神
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カテゴリー ダメダメ家庭が子供に与えない発想,精神
配信日 06年4月7日
タイトル 歳を取る準備

フロイトが創始した深層心理学の一分派に分析心理学と言うものがあります。
スイスのカール・グスタフ・ユングが始めました。

ユングについては以前に触れたことがあります。ケレーニイと一緒にやった神話学の研究に関してちょっと触れました。

あの神話学の研究が、映画「スターウォーズ」のネタであることは、見る人が見ればスグにわかること。神話学なんていうと、シャチコばって聞こえますが、要は世界のおとぎ話。
その神話学が頭に入っていると、「スターウォーズ」を見ながら、「ああ、あの登場人物は、神話学でいうと○○に該当するんだな!」なんてスグにわかります。

ユングはその他にも、集団的無意識とか、ちょっと変わったところではオカルトの研究なり、UFOの研究なりと色々とやっています。興味を持たれたらご自身でお読みになってくださいな。何と言っても私は素人ですからね。ちなみに彼が言っていることのひとつに「中年の危機」ということがあります。今回はユングが言っている「中年の危機」に関して考えてみます。
論語に「40にして惑わず。」なんて言ったりしますが、現実には40歳近くになったら、精神的に危機に陥る・・・ユングが言っているのは、そんなところです。

このことを思い出したのは、いうまでもなく、最近起こった川崎市での小学生投げ落とし事件。犯人が41歳ということで、この「中年の危機」という考えが頭に入っていると理解しやすいのでは?と思いました。
もちろん、40歳になったら、すべての人があのような事件を起こすというものではありませんが、多くの人がある種の精神的な危機に直面することが多いもの。
では、それからどう脱却するか?それが重要でしょ?小学生を投げ落としても、自分自身の問題は解決しませんよ。

では、なぜに「中年の危機」が訪れるの?
まず考えなくてはいけないのは「自分はこのままでいいんだろうか?」という心理です。
若い頃は「いざとなったら、やり直せばいいや!」と考えることもできるし、実際に可能ですよね?
しかし、40歳近くの中年になると、「やり直し」も簡単にはいかない。家庭などの「しがらみ」も増えてきます。
それだけでなく、やり直すだけの体力的パワーも落ちてくるでしょ?時間だって、若い頃と違って、いっぱいあるなんて言えない。

かといって、「やり直したい」という欲求は、以前より強くなるわけ。
自分の親の老後なり周囲の年上の人を見て、「このまま突っ走ったら、あんな状態になってしまう。」と危機感を持つことも多い。曲がりなりにも、40年ほどは生きてきたので、それなりの洞察力も付いてしまっている。「このままではダメだ!」と自分でもわかるわけ。

平均寿命は80歳くらいとして、40歳の人の場合、残された命は40年ほど。この40年ほどの年月は実に微妙な年月ですよね?勢いで突っ走れるものではないし、かといって今からゼロからやり直すには、ちょっと短いかな?そんな年月ですよね?

さあ!どうする?
「自分はこのままの状態で、何となく生きて行っていいのかな?」
「やり直すなら、今が最後のチャンスかも?」
どうしようと、本人の問題です。逆に言うと、本人しか解決できない問題でしょ?

ダメダメ家庭の人間は、自分自身から逃げてしまっていることが多い。「ふつう」という名目で、「人に合わせているだけ」のことも多いわけ。しかし、このまま「人に合わせる」だけで、残りの人生を送ってしまうの?
そう自問自答したりすれば、焦ったりもするでしょう?精神的に危機にもなりますよ。

今回の川崎市の事件で、いつものように「犯行の動機」云々が言われるでしょうが、犯人の心の中に「自分はこのままでいいんだろうか?」という葛藤があったことは間違いないでしょう。その葛藤が直接的な「犯行の動機」と言えるのか?それはまた別。しかし、自分が意識している心理より、もっと深い無意識の部分では、そんな葛藤があるんですね。

ユングは言っています。「自分が若いということを自慢しているようではダメだ!」
体力的には、若い時と同じだけの体力があった方がいいでしょう。しかし、精神的には別でしょ?年齢に沿った分別なり、知力が付いていないとダメでしょ?いつまでも若さを自慢するだけの人は、ただ体力が落ちるだけの年齢の重ね方だったの?それも寂しいですよね?
精神的な成熟こそが、人間本来の年齢の重ね方でしょ?

ダメダメ家庭の人間は、自分自身から逃げている。そんな人間は当然のこととして、「自分が歳を取る」ことからも逃げているわけ。いつまでも若さにすがり付こうとするわけ。若さにすがり付いても、いずれは容姿も体力も落ちますよ。落ちるものに執着するよりも、知力などの増やすことができるものに目を向けた方が楽しいじゃないの?

中世のヨーロッパで「メメント・モリ」なんて言葉が言われましたよね?ラテン語で「死を忘れるな。」という意味。はかない現世にこだわるよりも、永遠の来世に目を向けよう!そんな意味。何もそこまで悟りの境地に到達する必要もないでしょうが、自分自身が歳を取ることを忘れてはダメというわけ。中年になる前から、ある程度準備しておけばいいわけでしょ?中年になると周囲の人の中で鬼籍に入る人も出てきたりする。そうなると、それまで「何も考えずに惰性で生きてきた」人は、急に焦って「このままでいいのか?」と考えてしまうわけ。

自分自身から逃げ回っている、ダメダメ家庭の人間は、歳を取る準備など何もしないわけ。だから、いざ中年になって「自分はこのままでいいんだろうか?」と精神的な危機に陥った時に、対処ができないわけです。
だからこそ、そんな精神的な危機にある自分自身から「より目をそらす」ための行動をせざるを得ないわけ。
そう考えると、あの事件だって、理解しやすいでしょ?

「中年の危機」と似たようなことは、夫婦の離婚の問題だって発生いたします。「このまま、この人と一緒に夫婦をやっていていいんだろうか?」そんな相談も、現実に多いでしょ?まあ、実際にその年代の方で、この私に相談された方もいらっしゃいました。重要ことは、それまでの自分自身を、そして今後の自分自身をちゃんと見つめるということでしょ?そもそも「て・き・と・う」に結婚して、現在の問題が発生しているのなら、まずはそのことを自覚しないとね。

今回の事件だって、「識者」さんが色々と御託を並べるのでしょうが、本当に理解するためには「中年の危機」という言葉がキーワードになるでしょう。そんな言葉も知らないような「識者」は、知識はあってもアタマがカラッポというわけ。

そんな「識者」さんの見解はそれで結構ですが、そんな程度の低いつじつま合わせで満足せず、自分自身で色々と考えることが重要でしょ?自分で考えるからこそ、人の考えもわかる・・・そんなこと当然のこと。他人の言葉をいじるだけで、自分自身で何も考えないのに、「あの人の考えはわからない!」なんてダメダメですよ。わからないなりに、自分の目で見て、自分の頭で考えてみればいいじゃないの?

人間の思考なんて、それこそ神話の時代から変わらないわけ。だからこそ世界中のおとぎ話が似ていたりするわけ。普段から「自分自身の目で、自分で考える」・・・それが中年の危機の最大の対処法じゃないの?そんなこと本来は誰でもできることですよね?そんなことを考えるのにお金が必要というわけでもありませんし、時間的にもトイレで座った時にでもちょっと考えればいいだけでしょ?「自分はこのままでいいんだろうかな?」って。
普段から、そのように考えていれば、極端な精神的な危機には陥りませんよ。


(終了)
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発信後記

このメールマガジンは、やたら、様々な人の言葉などを引用したりしていますが、基本的には私の自己流の理解ですので、ご興味がありましたら、ご自分でお調べくださいね。

そういえば、民主党は結局代表選挙まで行きそうですが・・・
途中までは私の筋書き通りだったのですが、読みがハズレましたね。
菅さんも代表になりたいのなら、前に国対委員長が辞任した時に後任になっていれば、何の問題なく、次期代表になれたでしょうに・・・
結局何がしたいのか?私にはよくわからない。

しかし、政治家さんという種族は、やっぱり選挙が好きなんでしょうね。今回の代表選挙でも、妙に生き生きとしている。本当に楽しそう。
選挙自体が趣味の人たちなんだから、なんだかんだと理由をつけて、やっぱり選挙に突入しちゃうというわけなんでしょうね。