| カテゴリー | ダメダメ家庭が持っていない発想 |
| 配信日 | 07年5月29日 |
| タイトル | で、結局、何? |
さて、先週・・・いつものように韓国で・・・ショッキングな事件がありました。民衆がブタを生きたまま八つ裂きにした事件です。 その事件そのものはともかく、その事件についての報道も、興味深い。 ダメダメ家庭というものは、当事者意識がなく、「結局、自分がやりたいこと」は何なのか?自分でもわかっていない。そのことは頻繁に書いています。 今回の事件だって、そのショッキングさから考えるよりも、「で、結局・・・」と言う観点から見ると、実に「筋道」が通った事件といえます。 ということで、韓国の新聞である朝鮮日報(いちおう高級紙なんだそう)の5月25日の記事を読みながら、この「で、結局、何?」という問題を考えてみましょう。 まずは、その記事から。 *************** 記事はここから ******************** 今月22日午後1時、ソウル龍山の国防部前で「軍部隊移転反対利川非常対策委員会」が開いた「特殊作戦司令部部(特戦司令部)」が終了する直前のことだった。集会に参加していた利川の住民約20人がステージの前に出てきた。一同は大きなおけの中から4本の足をロープで縛った1メートル20センチ余りのブタ1匹取り出すと、四方から引っ張った。しばらくもがいていたブタは、約1分後に四肢が裂けてしまった。そしてこの参加者らはのたうち回るブタののどを包丁で切りつけた。その後、ブタは国防部前の歩道を血で染めたまま約30分間放置されていた。 「利川非常対策委員会」によるこの「パフォーマンス」を見守った一部の参加者は拍手を送り、大型の太極旗(韓国の国旗)を掲げた人もいた。この集会には利川市長や河南市長、国会議員や住民1500人が参加していたが、こうした行為を止めようとした人はいなかった。 「利川非常対策委員会」は「一部の参加者が突発的に引き起こした事件」とし、今さらながら弁解しているが、このむごたらしい光景はすでに海外のメディアでも報道され、インターネットを通じてヨーロッパや米国の動物保護団体にも伝えられたという。 この日の集会は軍基地を利川市に移転すると発表した国防部を非難し、国防長官の解任を要求するために開かれた。集会では20万人の住民を動員して移転を物理的に阻止するとの決議も行われた。しかし今回の直視できないような残忍極まりないブタの八つ裂き行為と、そうした反対運動や決議内容とは何の関係もない。またこの野蛮な行為が、いったい何のために行われたのか、納得のいく説明もない。 韓国のデモ現場では野蛮な行為がつきものだ。てい髪やハンガーストライキ、自害行為や焼身自殺といった抗議行動に、竹やりや火炎瓶による暴力、投石、放火に至るまで、ありとあらゆる非人間的な光景が展開される。今や、取り締まりにあたった警察官が暴行を受け、入院するような事態も珍しくない。こうした見苦しい韓国のニュースはしばしば世界のメディアに取り上げられてきたが、今回の事件では何の罪もない動物を残酷にも処刑するという異常さに世界の視線が集中するものと思われる。 いったいなぜ韓国人の心はここまですさんでしまったのか、嘆かわしいかぎりだ。 **************** 記事はここまで ******* 事件そのものを考えるとともに、事件についての記事についても考えたいと思っていますので、そのままの文章を載せております。 ほんとうはダイジェストにしたかったのですが、記事もダメダメなので・・・ この事件のショッキングさは、ここでは問題にしないでおきましょう。 この騒動と、その騒動を憂いた、この報道の間には、意外にも共通点があります。 まさに、ダメダメにお約束の「で、結局は、何なの?」という疑問に答えられないわけ。 その観点から、この記事を見てみましょう。 1.「結局、どんな組織なの?」・・・まずは、このデモの主催者である「軍部隊移転反対利川非常対策委員会」とは、どんな目的の組織なのでしょうか?独裁政権での組織名は、必要以上に長いことは以前にちょっと書いています。そもそもが権威主義なので、長い名前で権威を持たせようという考えがあったりするわけ。もう一つの要素として、何をする組織なのか、当人たちもわかっていないので、「とりあえず、関係ありそうなものは、その名前に全部入れちゃえ!」なんて思って、どんどんとその名称に突っ込んでしまう。だから名称も長くなってしまう。当人は、その気持ちを入れたつもりなのでしょうが、当人以外にしてみれば、「で、結局、何をする組織なの?」って、思いますよね?それだけ、当人たち自身の気持ちが整理できていないわけ。それは、その組織名だけでもわかるんですね。 2.「結局、何が目的なの?」・・・このデモの目的は結局何なの?軍施設の移設の反対なの?国防部そのものへの反対なの?国防長官が問題なの?色々と反対しているのはいいとして、とりあえずの目的はいったい何?それって当人たち自身もわかっているの?「とりあえず、関係ありそうなものは、その目的に全部入れちゃえ!」なんて、全部突っ込んでしまって、当人たちも、その目的が整理できていないわけ。 3.「結局、何が問題なの?」・・・事件そのものもそうですが、この記事も、よくわからない。この事件の問題が色々と書いてあります。事件そのものの残虐さ。それが外国まで報道されること。そして、韓国人のデモの異常さ。その心情の殺伐さ。結局、どれが一番問題なの?「とりあえず、関係ありそうなものは、その問題点に全部入れちゃえ!」なんて、全部突っ込んで、この記事の書き手も整理できていないわけ。 4.「結局、どうしたいの?」・・・ 「いったいなぜ韓国人の心はここまですさんでしまったのか、嘆かわしいかぎりだ。」とのことですが・・・この記事の書き手は、で、結局、どうしたいの?そもそも本気でそのことが疑問だったら、「じゃあ、いつの時点までは荒んでいなかったのか?」歴史的な検証をすれば済む話でしょ?「この時点までは、まともなデモ活動をしていたものだ。このデモの時点からダメになった・・・」そんな検証があれば、読み手にも見えてくるでしょ?結局、この記事の書き手の心理とすれば、「ああ!オレってなんてかわいそうなんだ?!」ということでしょ? さて、この記事の書き手の「ああ!オレってなんてかわいそうなんだ?!」という心理は、実は、この騒動の主催者の心理と全く共通でしょ? そんな被害者意識の発露として、集団ヒステリーとなり、生贄を使った「自分たちは被害者なんだ!」という認定儀式になってしまうわけ。 自分たちはかわいそうな被害者であることを、自分自身に認定するために、ある種の「儀式」が必要となる。そのために一般的には加害者認定の儀式が行われることは、先日配信しております。今回のケースでは、特定の加害者というより、「自分たちが被害者である」という点だけに焦点が当たっているわけ。当事者意識がないので、「で、結局、自分たちはどうしたいのか?」なんて何も考えていない。 自分たちは、「かわいそうな被害者」と確信して、そして認定儀式を行ったので、他者の気持ちなど考えない。むしろ、その儀式の残虐性ゆえに、「オレたちは、コイツより『もっと』かわいそうなんだ!」と被害者意識が盛り上がってしまう。 この騒動が非難されると、「外国に伝聞されたことが問題なんだ!」と、全然別の方向が問題視されてしまう。そうなると、「オレたちは悪くない!」なんて言いたいがために、「悪いのは全部○○のせいだ!」と言うようになる。 そして、その「○○」が犯人であることを確定させる儀式が必要になるわけ。 その儀式としてやることと言ったら・・・ この記事の書き手も、「コイツらのバカな振る舞いのせいで、オレが大迷惑だ!」と思っているわけでしょ?その心理は、騒動に参加した1500人以上の韓国人とも全く共通しているわけ。 もちろん、韓国だけの問題ではありません。それこそ、日本でも関西で事件が起こったりすると、「オマエが不始末をしでかしたせいで、オレたち他の関西人が迷惑するんだ!」と、その事件を起こした人間を、集団で「叩こう」としたりするでしょ? そのような行為というか、儀式によって、「自分『こそ』が、かわいそうな被害者なんだ!」と主張するわけ。それこそJR西日本の脱線事故の際でもそうでしたよね? 心理の根底は、まったく共通しているんですね。 単に事件の犯人を「叩こう」とするだけではありません。その手のダメダメ人間は、失った体面を取り繕うために、「悪いのは全部○○のせいだ!」と大々的な広報活動をするようになってしまう。「ホントウは○○が悪いんだよ!オレは悪くないんだ!」 そんな活動のせいで、ますます「自分がかわいそうな被害者」と確信してしまう。 何も韓国とか関西だけの問題ではなく、ご近所のトラブルメーカーさんも、そんな行動をしたりするものでしょ?まあ、騒音オバサンの心理って、こんな感じですよね? だから、ますます、自分自身の問題については何もしないし、考えない。 自分は被害者と確信しているから、他者の気持ちには頓着しない。 自分では考えないから、ますます事態が悪くなり、ますます犯人認定の儀式もエスカレートしてしまう。 まあ、この韓国の新聞記者も、そんな分析的な思考ができるだけの知能はないんでしょう。そんな思考力があったら、もうさっさと韓国から足を洗っていますよ。 ダメダメとヘタに関わっても危険なだけ・・・何とかして距離をとるしかない・・・と、このメールマガジンではよく書いていますが、実際に、このデモの参加者とどのように話をするの?あるいは、この記事の書き手とどのように話をするの? それって、現実的には不可能でしょ? 何も、その当人たちが、自分自身の問題を振り返って、「心からやり直す」気持ちになった時に協力すればいいだけ。そんな自覚が芽生える前にヘタに近づくと、逆に犯人認定されて・・・まさに血祭りに上げられるのがオチなんですね。 で、今回の文章で、結局アンタは何が言いたいの? 購読者さんは思われるかもしれませんが・・・ ダメダメとは適切な距離をとらないと危険ですよ、って、ことです。自分自身がわかっていない人とやり取りしても、そもそもが楽しくありませんし、意義もありませんよ。自分自身がわかっていない人は、自分自身に確認させる行為をやったりするもの。自分自身がわかっていない分だけ、その確認行為も苛烈になってしまうわけ。 自分自身についてわかっていて、それを相手にわかりやすく伝える意欲がある人とだけ、やり取りするのが、有意義ですし、そもそもが楽しいでしょ? そんなことは本来なら誰だってできる至ってシンプルなことでしょ? (終了) *************************************************** 発信後記 何回も書きますが、別に韓国の問題を考えるつもりはありません。ダメダメの実例として、これ以上ないほどに「適切」だから、取り上げているだけです。 自分自身がわかっていないがゆえに、他者を犯人認定なり、自分を被害者認定する儀式を行うのは、どこの国でも起こっていること。 ただ、韓国では、そのレヴェルが高くて、頻度も高いというだけ。ちなみに、今回取り上げた韓国の新聞の朝鮮日報の記事は、そのサイトに行けば読むことができます。 私は複数のブラウザを使っていますが、ブラウザによって、ポータルサイトを変えているので、そのポータルサイトのニュースに朝鮮日報がリンクされているんですよ。 皆様も、ちょっと読んでみると、色々と参考になると思います。 ダメダメの実例がテンコ盛りで、実例には事欠きません。 ちなみに、朝鮮日報は、韓国の新聞の中では、まだマトモな方のようです。 その他の新聞の、突き抜けたダメダメっ振りは、ホント至芸。 いや、まあ、ホント、スゲー。 ちなみに、朝鮮日報のサイトは下記のアドレスです。 http://www.chosunonline.com/ ご興味がありましたら、どうぞ! ちなみに、今回のお題とは全然関係ありませんが・・・ 月曜日は事件多発で・・・ 自殺された大臣は、その自殺の前に「自分は間違ったことはしていない」と言っていたそう。ダメダメ人間がお約束のように言う言葉が「ワタシは悪くない!」という言葉であることは、このメールマガジンで頻繁に触れております。 マトモな人間なら、「自分はこのように考え、このように行動した。」って言いますよ。「ワタシは悪くない!」って言う時点で、もうダメなんですね。 まあ、その大臣を任命なさった方も、あまり洞察力のある方ではないんでしょう。馬を見る目はあっても、人を見る目はありませんね。 せめて、皆さんは、「ワタシは悪くない!」とか「自分は間違ったことはしていない!」なんて言う人から距離をとるようにしないと、それこそ、今回の韓国の騒動でのブタさんのような目にあうだけ。何もシャレではなく、そんな人はスグに他者を犯人認定する厄介な人間なんですね。 |
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