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カテゴリー ダメダメ家庭はいつも否定形
配信日 07年8月28日
タイトル 気に入るものは、気に入らないもの

ダメダメ家庭の人間は、常に否定形。
何かを否定することで、自己主張をしている。
「自分はこのようなことが好きで、今現在はこのようなことをやっている。」
なんて肯定形で言ったりはしない。

「あの○○なんて、大嫌い!」
「あの△△は、くだらない!」
「あの□□なんて、意味がない!」

そうして、「ああ!すべてを否定するワタシってなんてすばらしいの?!」と自己満足。
まあ、ダメダメ家庭の人間はそういうものなんだから、逆に言うと、そんな人間とは距離を取るしかない。

距離を取ると言っても、そんな人間が自分の親だったら?
あるいは、別の家族だったら?
だって家族だったら距離の取りようがないでしょ?

何事も否定形のダメダメ家庭の親は、子供のやっていることを、何でも否定するものなんですね。
子供のやっていること、子供が好きなことは、ただ単に「子供が好んでいる。」「子供が気に入っている。」というだけで、嫌いになるわけ。

それこそ、テレビ番組でも、本でも、そうなってしまう。
「お母さん!このテレビは面白いね!」
『ふんっ!こんな番組なんてくだらないっ!』
どこがどうくだらないのかは、親は考えない。ただ、子供がその番組を好いているというだけで、なんとなく気に入らない。

ダメダメ家庭は被害者意識が強い。そして、会話の能力がない。
そんな人間の相手になってくれるのは、自分の子供だけ。
その子供が、子供なりに自分の好きなものを見つけて、楽しんでいる。
そんな姿を見ると、ダメダメな親は不快に思うわけ。

そうして、
「オマエはノンキでいいねぇ・・・」
「いったい・・・誰のために、こんな苦労をしていると思っているんだ?!」
と子供に対してグチ。

子供しか相手になってくれないので、子供独自の世界を持ってほしくない。
自分と抑圧仲間でいてほしい。
そんな環境だと、子供としては、「自分が好きなものを持つ」こと自体に抑圧がかかってしまうでしょ?
だって、自分が好きなことを語ると言下に否定されるわけですからね。

好きなことを否定されるので、今度は子供がグチを言い出したりするとどうなるでしょうか?
「あ〜あ、疲れた!疲れた!」
「これって、全然面白くないね!」
ダメダメな親は、子供のグチに応えて、やっぱりグチ。
『何を辛気くさいことを言っているんだ!』
『いったい・・・誰のために、こんな苦労をしていると思っているんだ?!』

まあ、子供としては気に入っているものを語ると、グチられ、今度は気に入らないものを語るとグチられる。
こうなると、何も言わないのがイチバンと誰だって思うでしょ?

そうなると、会話がなくなり、どんどんとその世界が小さくなってしまう。
そんな小さい世界の人間が出来ることといったら、結局は、子供を作ることくらい。
その子供に対して、どう接するのか?

ダメダメ家庭の問題の改善は、本人の自覚がまず第一、と、このメールマガジンでは書いていますが、その自覚が実に難しいわけ。
結局、自覚のないままに、ダメダメが、どんどんと無限ループして、ダメダメな家庭が再生産されることになる。
本来なら、自分が気に入っているものを見つけ、取り組む・・・なんてことは誰だってできること。それが簡単には出来ないのがダメダメ家庭ですし、そのために、相当な覚悟が必要となってくることもあるわけ。

皆さんの周囲でも、子供が興味を持っていることなどを言下に否定する親がいたりするでしょ?
そんな人は、子供に関わることに限らず、何かを肯定することなんてしないもの。他人だったら距離を置けばいいわけですが、家庭内にそんな人間がいると、どうしようもない。

前回言及した山口県の高校生による祖父の殺害事件ですが、犯人の高校生がゲームをやっていると、祖父から「勉強しろ!」と言われたとのことですが・・・

まあ、ゲームのやりすぎはダメでしょうが、ちょっとくらいならいいんじゃないの?
学業成績がよければいいわけでしょ?
毎時間勉強しなくてはならないってものではないでしょ?
たまには息抜きもいいじゃないの?
そもそも、家族でレジャーとかやっているわけではないでしょ?
大学受験のことだったら、いざとなったら、浪人すればいいだけ。

どうせなら、「オマエもゲームをやりたいのなら、しょうがないけど、限度をわきまえろよ!」と言えばいいわけでしょ?

しかし、そんな発想はしないわけ。孫が自分なりに楽しんでいる・・・そのこと自体が気に入らないものなんですね。
自分と一緒に抑圧状況にいてほしい・・・祖父はそう思っていたわけ。
祖父としては、「自分は孫の世話を背負い込まされた、かわいそうな被害者」という自己認識なんですね。そして孫は自分にとっての加害者というわけ。加害者が被害者より楽しんでいることが許せない。だから、「気に入るものは、気に入らないもの」となってしまう。

まあ、あんな事件も起こってしまうわけですよ。しかし、逆に言うと、そんな事件は防ぐことも可能なんですね。


(終了)
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発信後記

ちょっと前に、警視庁の警官がストーカー殺人事件を起こしましたね?
ストーカーについては、このメールマガジンでたびたび触れております。
まあ、ダメダメ家庭出身者が陥る極端な例でしょう。

ストーカーについては、そのものズバリのそのお題で書いていますし、あるいは「カルメン」というオペラを取り上げた際にも触れております。

まあ、お時間がありましたら、お読みいただければ幸いです。
ちなみに、「ストーカー」についてふれた文章のアドレスは
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/05-09/05-09-05.htm
あと、オペラ「カルメン」を取り上げた文章は、
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/06-09/06-09-05.htm

あまり言いたくないけど・・・以前に書いた文章が、そのまま使える。
逆に言うと、あのような事件は、それだけありふれているわけですし、ある意味、予想することが可能なんですね。

それは、今回の山口県の祖父殺人事件でも同じ。典型的な状況なんだから、予想できますよ。ただ、当事者意識がないがゆえに、自分がトラブルの当事者とは思わない。だからこそドッカーンとなるわけ。
当事者意識があれば、事前に対策を取ることも可能ですが、その当事者意識がないがゆえのトラブルなので、結局は行くところまで行ってしまうことになる。
まあ、今後とも、頻繁に起こるんでしょうね。
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