| カテゴリー | ダメダメ家庭はいつも否定形 |
| 配信日 | 08年4月2日 |
| タイトル | 背伸び |
ダメダメ家庭の人間を考えるにあたって、「似て非なる」点に注意する・・・それが有効であると、よく書いています。たとえば「会話」と「おしゃべり」は違う・・・そんな視点から見てみると、ダメダメ家庭の人間の会話の不全も理解しやすいわけ。 そして、ダメダメ家庭の人間は、その発想が常に否定形。 「こんなんじゃない!」 そんなことばかり言っているわけ。 「こんなんじゃない」のはいいとして、じゃあ、どんなのがいいの? なんて聞かれても答えられない。 まあ、こんな流れはいつもの文章ですが・・・ 「こんなんじゃない」ので、そんな人がやるのが、「背伸び」 今現在の等身大の自分を否定して、自分の実態以上のものを持とうとするわけ。 それこそ、似合わないブランドものを身に付けたり・・・ 受験する学校も、あまりに現実離れしていたり・・・ いかにも「背伸び」した状態。 ここで注意するのは、その手のダメダメ人間がやるのは、「背伸び」であって、「高い目標」を掲げることではないことです。見た目には似ていますが、その本質は違っているもの。 それこそ、受験する学校でも、本気でその学校に合格したいと思っているのなら、やっぱり地道な勉強は必要でしょ?そもそも、どうしてその学校に入学したいと思っているの? その分野の勉強をしたいということなら、別の学校でもいいわけでしょ?要は合格して学校に入学してから、勉強しやすいかどうか?ということでしょ? もちろん、ある種の学歴云々の問題はあるでしょう。 評価の高い学校に入学したい、あるいは、させたい・・・と思うこと自体がダメダメであるわけもありませんよ。 しかし、重要なことは、自分の目標を明確にして、自分自身を向上させ、現状を改善していくことでしょ? ダメダメ人間は、自分から逃避している。だから的確な現状認識なんて、できていない。 そんなことだから、何も達成できず、コンプレックスが高まってしまう。そんな何も達成できない「情けない、ちっぽけな自分」をますます逃避するようになり、ますます「こんなんじゃない!」と言い出す。 「こんなんじゃない!」のはいいとして、やっぱり何も達成できないわけだから、自分には何も実績や中身がない。だから、なおのこと「評価の高い」ものを持ちたがる。自分自身の中身を向上させるよりも、他からの評価が高いものを身に付けることにより、自分の評価を上げようとするわけ。 しかし、中身が伴っていないんだから、周囲の人から「あ〜あ、なんか無理しているなぁ・・・必死に背伸びしているのが・・・ちょっとぉ・・・痛々しいよ・・・」なんてことになってしまう。 それこそブランド物を身に付けていても、そのブランド物だけが「浮いている」人っているでしょ?全体的なコーディネイトが全然出来ていなくてダサダサな状態を、ブランド物で補おうとしているのかもしれませんが、目立つブランド物によって、全体の野暮ったさがますます際立つだけ。 その手の人は、単に審美眼が欠けているというわけではないんですね。むしろ、現状否定の精神の一端であるわけ。ちっぽけな自分を否定して、必死で背伸び。 しかし、その必死の背伸びで、周囲からの評価が上がるかというと、全然別でしょ? その手の人は、不相応なものを手に入れようとして、アッチコッチに手を出し、ますますミジメになってしまう。 高い目標を掲げ、それを獲得するために努力するのがマトモな人間。「高い目標」は「自分は、こうありたい!」という発想が基本だから、ある種の肯定形。 それに対し、「自分は、こうじゃない!」と、現状否定から出発し、現実離れしたものを獲得しようと「もがく」だけの人間がダメダメ人間。「こうじゃない」という発想が基本だから、やっぱり否定形。 当然のこととして、結婚する際にもブランド志向。 「この人と長くやっていけるか?」「困ったときにはフランクに話し合えるか?」そんな発想はまるでなく、立派なブランドの家柄とか、ブランドのある会社に勤めているからとか、ブランドのある学歴だから・・・じゃあ、この人でいいや!これでワタシもブランドをゲットよ!と、アッサリ結婚。そしてその後は、子供にブランドを付けさせようとするもの。 しかし、往々にしてうまくいかず、「あ〜あ、うまくいかない!」と周囲にグチることになる。 そのような人は他者のブランドを気にしたりはしても、あるいは、既存のブランドを身につけようとしても、自分で努力することはしない。だって、この手の発想は自己逃避から来ているわけですからね。 一見似ている「背伸び」と「高い目標」との間の違いに、ダメダメを考えるヒントがあったりするものなんですよ。 現在の現実からは離れていても、それをどうやって自分の現実にしていくのか?そんな思考が全然ないわけ。手っ取り早く、評価の高いものをゲットして安直に立派になろうとするだけ。 しかし、そんな発想だから、ますますダメになるわけでしょ? ちなみに・・・ 前にも書いていますが、この手の背伸びは、いわば自己逃避の産物。 自分自身を直視することから逃避しているので、自分自身にフィットした目標を掲げることから逃避しているわけ。自分にとって、切実な目標ではないんだから、ブランドの価値だけが重要になってしまいますよ。 自己逃避は、いわば自己否定。そして、自己否定が、より深刻になると自己破壊となる。 その自己破壊の結果が、まさに自殺となるのは誰でもわかること。 しかし、自己破壊の衝動を持っていても、自己逃避でもあるんだから、その破壊対象の「自分自身」を素通りすることもある。ということで、他者を破壊することになる。 そう考えると、岡山駅の突き落とし事件も、実に理解しやすいでしょ? 自己逃避が、他者への破壊衝動に結びつく例だと、それこそ田中真紀子さんも、その典型ですよね? まあ、無理な背伸びをしている姿を外から見て、笑っているうちはともかく、ヘタをすれば、そんな人による破壊衝動の対象されてしまう可能性もあったりするわけ。無理な背伸びも、破壊衝動も、自己逃避という共通の土壌の元から、スクスクと伸びているだけなんですね。 (終了) *************************************************** 発信後記 このメールマガジンの配信用の文章のストックは200本以上あります。 ホントは早く終わらせたいんですけど、皆さんが色々とやらかしてくれるので、ネタが増える一方。 配信する際に考えるのは、どの順番で、どの時点で配信するのか?という点です。 それこそ事件があると、その事件に関係したお題を配信すると、実例が直近で起こったわけですから、読んでいて実感につながりやすい。 あるいは、書いている私のその時の一番の問題意識が反映されて、その時に配信となる・・・そんなパターンもあります。 あるいは、「この時点で、この文章を配信したいから、その前段階として、事前に関連するお題を配信しておく。」・・・そんな遡及的な発想をする時もあります。 また、購読者さんから質問なり相談があったりすると、「そのパターンのダメダメは、もう文章にまとめてあるから、そのうちに配信します。だからそっちを参考にしてね!」とやるパターンもあります。既に配信しているタイプのダメダメだと、バックナンバーを示せば済む話ですが、まだ配信していないタイプのものだと、「せっかくだから次回に配信するかぁ・・・そうすれば、こっちも2度手間がなくラクチンだし・・・」と、ズボラを決め込むわけ。 このパターンのバリエーションとしては、補足説明を、メールマガジンの文章で代用するなんてケースもあります。 個別の心理は、個人宛のメールに書いて、より一般化した説明をメールマガジンの文章で代用するわけ・・・我ながら、ナマケモノ。 今回の「背伸び」の文章は、例の岡山駅の事件に対応しているのはスグにわかるでしょうが、購読者さんからの質問に対する補足説明も兼ねています。いやぁ・・・ホントにナマケモノ。 逆に言うと、身近なトラブルメーカーさんの心理も、岡山駅のセンセーショナルな事件の犯人の心理も、単なる程度問題であるわけ。背伸びは自己逃避の現象化であって、その手の人は、自分自身について考えないので、うまくいかないことは全部人のせいにしてしまうもの。だから危険人物なんですよ。笑って見ているどころではないわけ。 ダメダメというものは、その基本を押さえておくと、だいたいのことが理解できるものなんですよ。このメールマガジンだって、あのような事件を起こさない、そして関わらないようにするための視点を提示するのが目的なんです。 |
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