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カテゴリー ダメダメ家庭の認定行動
配信日 08年8月4日
タイトル 規範認定
ダメダメ家庭の人間は、当事者意識がない。だから自分自身では考えない。
ただ周囲の人に合わせているだけ。

自分自身に目標があって、その実現のための方法論として、「あの○○さんは、ちゃんと成果をあげている。だから、その○○さんの行動を参考にしよう!」と思って、参考にする・・・
マトモな人間なら、そんなこともありますよね?

しかし、ダメダメ家庭の人間は、そもそも自分が実現したい目標自体がないんだから、「その実現のために、○○さんを参考にする。」・・・なんて発想は起きようがないわけ。
しかし、そんな日々だから、うまく行くわけもない。
うまく行かないんだから、やっぱり、うまく行っている誰かさんを見る・・・ことになる。

自分が実現したいことの達成のために、参考にするのではなく、ただ、「規範」として受け入れるだけなんですね。
「あの○○さんの行動を、マネするべきなのだ!」
そうやって無条件にマネしようとするわけ。
誰かを規範認定するわけです。
そうして、その規範認定した人の行動に、自分自身を無条件で「合わせよう」とするわけ。

ここで注意することは、ダメダメ家庭の人間がやるのは、規範認定であって、目標認定ではないこと。だって、そもそも目標そのものがないんだから、誰かを目標認定しようがないじゃないの?

ダメダメ人間がやるのは、いわば問答無用の「規範」を、自分から求めてしまうこと。問答無用であるがゆえに、逆に言うと、自分で考えなくてもいいわけでしょ?
自分自身に抑圧を掛けている人間にしてみれば、自分自身に「規範」を課すことによって、思考することから開放される効果があるわけ。ダメダメ人間というものは、「抑圧」と「解放」が、同じ意味だったりするわけ。まあ、そんなことだから、ますますダメダメになっちゃうわけですが・・・

このことに関連して、以前に面白い文章を読んだことがあります。
クラシック音楽の評論家の文章でした。
「ワタシは、この指揮者を、自分の規範としようと思った。」なんて書いてある。

どうして規範なの?
本来は、人の表現なんて人それぞれ。それは芸術的な分野だったら、より顕著でしょ?それぞれのアーティストが、それぞれの表現をする。それが芸術じゃないの?何も規範なんて設定しなくてもいいじゃないの?
しかし、自分に規範を設定することで、それぞれのアーティストの、多様な表現について考えなくても済むわけでしょ?「この表現者はどんな意図を持って、このような表現にしたのだろうか?」そんなことを考えることが本来の批評家の仕事でしょうが、そんな思考から逃避してしまい、「規範となる○○の表現と違っているからケシカラン!」そう言っていればいいだけ。まあ、そんな程度の評論家って、結構多いでしょ?

まあ、評論家なんて、精神的に抑圧された存在であることは、芸術の歴史を紐解いたことがある人だったら常識としてわかっていること。本当に創造性がある人なら、人の作品にケチを付けるのではなく、自分で何かをやりますよ。

まあ、評論家がバカをやるのは勝手でしょう。
しかし、現実の世界でも、そんな規範探しや規範認定をする人はいたりするんですね。

「とにもかくにも、あの○○さんをマネするべきなのだ!」
あるいは、家族からこんな感じて要求されたりする。
「あの○○さんを、見習え!」

規範認定をすることによって、規範認定する側にも問題が発生しますし、規範認定される側の問題にも問題が発生したりします。
「規範とされる側に発生する問題って何?」
「人から規範とされたんだから、名誉なこと!」
「今後とも、規範としてもらえるように精進すればいいじゃないの?」

まあ、一般的な人はそう考えるでしょう。しかし、物事はそうは簡単じゃあない。

そもそも自分自身でやり遂げたい目標がないがゆえの規範認定なんだから、前にも書いたように問答無用になる。抑圧された人にしてみれば、その問答無用が自分で考えることからの解放になるので、精神的なラクさにつながっているわけですが、たまには、やっぱり鬱陶しくなる。
あるいは、「あの○○さんは、ワタシの規範だ!」と自分から設定した「以外」のケースもあります。つまり家族から「あの○○さんを見習え!」と要求されたら、やっぱり鬱陶しい。

勝手に規範認定されてしまった○○さんにしてみれば、全然預かり知らぬことであっても、「○○さんを規範としなくては!」と思っている人にしてみれば、その○○さんは、自分を束縛し抑圧する存在になっているわけ。そうなると、いわば敵認定されちゃうわけ。

あの○○さんのせいで、ワタシはやりたいことができない!

そんな言葉を聞かされても、じゃあ、「アンタのやりたいことって、具体的には何?」なんて言いたいところですが、それは当人だってわからない。だからこそ、「アイツのせいで・・・」という思いは強くなるばかり。
オマケに、あの○○さんをマネしたのに、結果としてうまく行かなかった・・・なんてことになると、やっぱり「アイツのせいで・・・」と、その規範となった○○さんを恨むことになる。

規範認定は、敵認定と結びつきやすいわけ。
いわば、人を勝手に規範認定して、その後に勝手に敵認定。
そうして、「あの○○のせいで・・・」、「ワタシってなんてかわいそうなの?!」とお約束のグチ。

その○○さんにしてみれば、いつのまにか規範認定され、いつのまにか諸悪の根源になってしまうわけ。

ギャグを書いていると思われる方もいらっしゃるでしょ?しかし、現実にあったりするものなんですね。

人から規範とされている状態だったら、早めに逃げたほうがいい・・・なんて、マトモな世界の人には意味不明でしょうが、結構シリアスでポピュラーな事例なんですよ。

(終了)
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発信後記

今回は、このように規範認定を取り上げましたが、今週は、ダメダメ家庭の人間が行う、この手の「勝手に認定」をいくつか取り上げる予定です。
勝手に認定されるだけに、その認定がスグに変化してしまうことになる。往々にして最後には敵認定されて、報復されることになる。

まあ、ダメダメ家庭の人間とは距離をとることが最善なんですね。

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